「神津島釣り仕掛けガイド ~仕掛けや道具をうまく使い分けよう~」
2024/11/05
目次
はじめに
神津島での釣りを手軽にスタート
海と自然が織りなす絶景で名高い神津島。この島ではさまざまな釣りが楽しめるため、多くの釣り愛好家が訪れています。初心者からベテランまで楽しめる理由のひとつは、多様な釣りスポットが点在していることに加え、仕掛けや道具をうまく使い分けることで多彩な魚種を狙える点です。初めて釣りに挑戦する方にとっても、準備する仕掛けや道具を知ることで釣果を上げやすくなります。一方で、ベテランにとっても地形や季節に応じて工夫を凝らす楽しみがあり、飽きることがありません。さらに神津島は初心者にも優しく、手軽に購入できる道具や仕掛けが揃っているため、安心して釣りに集中できる環境です。
神津島の釣りは、サビキ釣りやウキ釣り、ルアー釣りなど仕掛けによって狙える魚種が異なります。たとえば、堤防ではサビキを用いてアジやサバを狙うことができ、ウキ釣りでメバルやカサゴに挑戦することもできます。季節ごとに違う魚が回遊してくるため、その時々に応じた仕掛けを選ぶのも重要です。海の状態を見極めることも釣果を左右する要素の一つであり、特にベテランは海流や潮の動きを考慮して仕掛けを調整します。さらに、自然との調和を大切にし、島の環境を守るために釣りマナーを守ることも大切です。
初心者にとっては、軽量で扱いやすいサビキ釣りや、準備が簡単なウキ釣りから始めると良いでしょう。道具も比較的手に入りやすく、魚がかかりやすい点が魅力です。釣り具店やレンタルショップでは初心者向けのセットが用意されている場合が多いため、現地で手軽にスタートできます。
神津島での釣りの魅力
大自然の中で観光も兼ねた釣り体験ができる!!
神津島は、多くの釣り人が足を運ぶ人気の釣りスポットです。島全体が海に囲まれているため、豊かな海洋環境に恵まれ、さまざまな魚種を釣ることができます。釣りのスタイルやシーズンに応じて狙える魚が異なるため、釣り人にとって魅力的なスポットと言えるでしょう。また、都心からアクセスしやすく、自然に溢れた風景とともに釣りが楽しめるため、観光も兼ねて訪れる方も少なくありません。
☆神津島での釣りの魅力は大きく2つ☆
①神津島で釣れる魚種の豊富さ
神津島で釣れる魚種の豊富さも、釣り愛好家を惹きつける理由のひとつです。
季節ごとに異なる魚が回遊し、春から夏にかけてはアジやイサキ、カンパチ、秋にはメジナやカサゴ、冬にはメバルやヒラメなどが狙えます。また、磯釣りや堤防釣りなど、島内には様々なポイントがあり、釣り方や目的に合わせた釣り場が選べる点も魅力です。特に磯釣りでは、潮流の変化が激しく、魚の活性が高いスポットが点在しているため、釣り上げる魚も大型になることが多いです。こうした磯での釣りはベテランにとって挑戦しがいがある一方、堤防釣りやサビキ釣りなら、初心者やファミリー層でも手軽に楽しむことができます。
②離島ならではの自然環境
離島ならではの自然環境も、釣り人を魅了する重要な要素です。
透き通るような海と自然豊かな山々が広がり、釣りを楽しむだけでなく、心地よい環境で過ごせる点も神津島の魅力といえます。また、大自然の中自分のペースで釣りに集中できることも離島ならではの魅力です。この静かな環境が、忙しい日常から離れてリラックスした時間を提供してくれます。
神津島は、自然に優しい釣りを推奨している点も特徴的です。島内では自然環境と生態系を守る取り組みが進んでおり、釣り人に対しても適切な釣りマナーを守ることが呼びかけられています。例えば、持ち帰る魚の数を適量に抑えることや、釣り糸や仕掛けの残骸を自然に残さないようにすることが求められています。このような取り組みは、釣りを楽しむ人々が次世代にも美しい自然を残すために必要なこととして認識されています。
豊富な魚種、絶好の釣り場、美しい自然環境、そして自然保護への意識が高いことが、神津島を釣りスポットとして際立たせています。初心者からベテランまでがそれぞれのスタイルで楽しめるため、多くの釣り人にとって理想的な釣り場といえるでしょう。また、釣りの合間には神津島の雄大な景色を堪能し、リフレッシュできるのも大きな魅力です。
神津島の釣り場ごとのおすすめの仕掛け
釣りの経験やレベルに応じて仕掛けを選ぼう
神津島は多くの釣りポイントがあり、各ポイントごとに特徴が異なるため、釣り方や狙う魚に合わせて仕掛けを選ぶことでより良い釣果が期待できます。代表的な釣り場には、前浜、堤防、沖釣りのエリアがあります。それぞれに初心者からベテランまでが楽しめる仕掛けの選択肢があるため、釣り経験に応じて最適な仕掛けを選ぶことが重要です。
※前浜港から沢尻湾にかけては禁漁区域となり、遊泳や磯遊び・釣りなど立ち入りも禁止されております。
☆初心者向けおすすめ仕掛け☆
神津島の海は初心者にとって扱いやすい※サビキ仕掛けを使えば、釣りのハードルを下げつつ手軽に釣果を上げられるでしょう。比較的軽量な道具を使用しても十分に楽しめます。サビキ釣りは、アミエビなどのコマセを使って魚を誘引するため、群れで回遊している魚を効率的に釣ることができます。また、※ウキ釣りも人気があり、魚がウキにアタリを見せたときの手応えが楽しめるでしょう。
サビキ仕掛けとは
ビニールや薄いゴム、魚皮などが付いた擬似バリのことをサビキ(サビキバリ)と呼び、これが複数個付いた仕掛けを使って、エサのアミエビを撒きながら狙う釣り方のこと。
かごの中の「コマセ」と呼ばれる水中にまく餌を散らしたりアクションを与えたりするため、釣り竿をしゃくって仕掛けを引くことを「さびく」と言うことから名づいたとされています。
ウキ釣りとは
ウキ釣りとは、魚の当たりを知らせるウキを使った仕掛けでいろんな魚を狙うことができる海釣りの代表的な釣り方です。魚がエサをくわえると、ウキが横方向に走ったり海中深くに引き込まれてアタリを目で楽しむことができます。
☆堤防釣りおすすめ仕掛け☆
堤防では、初心者からベテランまで幅広いレベルの釣り人が楽しむことができます。堤防での釣りは、少し大型のシマアジやメバル、カサゴなどを狙うのに適しており、初心者向けのサビキ釣りから、ウキ仕掛け、さらにはジグヘッドなどを使ったルアー釣りも可能です。ベテラン向けの仕掛けとしては、特にルアーやジグヘッドを用いた方法が人気で、魚の食い気を誘うように操作することが求められます。また、堤防では潮の流れに気を配ることで、より大物に出会えるチャンスが増えるため、ベテラン釣り師にとっては潮の変化に合わせて仕掛けを変えるといった工夫も楽しめるポイントです。
↓↓↓ 堤防釣りの詳しい記事はこちら ↓↓↓
☆沖釣りおすすめ仕掛け☆
神津島での沖釣りは、特に大物を狙いたい釣り人におすすめです。沖釣りではカンパチやブリなどの大型魚を狙うことができ、その引きは強烈なため経験豊富な釣り人にとっては非常にスリリングな体験となります。大物狙いの際には、仕掛けもより強度が求められるため、太めのラインや強化されたリーダーを使用し、魚の引きに負けない耐久性のある道具が必要です。カンパチなどを狙う場合は、※テンヤ仕掛けや※大型のジグを使って、深場にいる魚を誘い出すのが効果的です。重めのジグを投入し、海底近くまで沈めてからリフト&フォールを繰り返すことで、魚の興味を引きます。また、沖釣りでは船を利用することが多く、船長の指示を受けながら釣りを進めるため、初心者には少し敷居が高いかもしれませんが、ベテランにはやりがいのあるポイントです。
ムロアジやシマアジ、大物を狙う場合、それぞれに適した仕掛けがあります。ムロアジを狙う際には、潮通しがよい防波堤や磯などからサビキで仕掛ける釣り方が適しており、手軽に群れを探せるため初心者にもおすすめです。シマアジの場合は、少し重めのウキを使ったウキ釣りが有効で、魚の食い気を探りながらポイントを探す楽しさがあります。大物を狙う場合には、強度の高いラインやリーダーを備えたジグやテンヤ仕掛けで対応し、特に🔥沖合での大型魚とのファイト🔥が楽しめます。
テンヤ仕掛けとは
軸の長いハリのチモトに大きな円錐台型のオモリを付けたマダイテンヤといわれる道具にエサの海エビを刺してマダイを狙う釣り方のことです。
テンヤはオモリとハリが一体になったルアーフィッシングのジグヘッドのような形状で、その歴史は長く江戸時代から漁で使われていたそうです。 シンプルな仕掛けとライトなタックルを使うため、魚とのダイレクトなやり取りが面白く、魚を掛けるまでの誘い方も豊富なため非常にゲーム性の高い釣り方です。
ジグとは
ジグとは、金属でできたルアー(疑似餌)のことを指します。その特徴は、重さとそれによって出る飛距離です。また、ジグを用いた釣りを「ジギング」と呼びます。ジグは基本的に、投げて一度底まで落とし、しゃくりながら巻いていきます。投げて、巻いていくだけの簡単な使い方のものが多いです。
種類も豊富で、メタルジグ・テイルスピンジグ・ジグヘッドなどがあります。
神津島では、釣りの経験やレベルに応じて仕掛けを選ぶことができ、海の状況に合わせて最適なポイントを選べば、さまざまな魚種との出会いが楽しめます。それぞれの釣り場で異なる釣り方を試しながら、神津島の豊かな海で充実した釣り体験ができるでしょう。
神津島でのエサや釣具の調達方法
地元の釣りショップ2店舗をご紹介!!
神津島で釣りを楽しむためには、必要なエサや釣具を事前に調達しておくことが重要です。地元の釣具店での購入も可能ですが、場合によっては希望する道具やエサが手に入らないこともあるため、初めて訪れる方は準備に少し余裕を持って行動することをおすすめします。特にエサは釣果に直結するため、十分な量と種類を用意しておくと安心です。
地元の釣りショップは、現地の海に合ったエサや道具が揃っているため、できる限り現地で調達した方が良い部分もあります。しかし、訪問する時期によってはエサの在庫が限られていることもあるため、事前にオンラインでエサや消耗品の釣具を準備しておくと便利です。
🎣松善釣具店🎣
HP:https://kozushima.com/shop/taiken/tsuri/488/
アクセス:神津島港より徒歩3分
通年営業:7:00~18:00
🎣神津島製氷釣具店🎣
HP:https://kozushima.com/shop/taiken/tsuri/493/
アクセス:神津島港より徒歩5分
通年営業:7:00~20:00 年中無休(冬季:第1第3水曜日は休日の場合あり)
釣りに慣れている方であっても、現地で必要な道具を揃えることは簡単ではありません。神津島は離島であるため、釣具の在庫が限られている可能性もあります。オンラインで釣具を注文する場合、できれば訪問の数日前に準備を済ませておくと、万が一配送の遅延があっても対応できるでしょう。特に普段から愛用しているリールやロッドがある場合は、持参した方が安心です。
持参すると便利なアイテムとしては、タオルや日焼け止め、帽子、サングラスなどの日差し対策の道具も忘れないようにしましょう。特に夏の神津島は日差しが強いため、対策を怠ると体力を消耗しやすく、長時間の釣りが難しくなります。また、飲み物や軽食も必須です。特に夏場は水分補給をしっかりと行うことが大切ですので、十分な量の水を持って行きましょう。
堤防や磯での釣りでは、スニーカーや滑りにくい靴を履くことも重要です。足場が不安定な場所も多いため、転倒防止や安全のために適した靴を選びましょう。また、夜釣りを予定している方は、ライトや懐中電灯も持参することを忘れないようにしましょう。急な暗がりにも対応できるよう、予備の電池も用意すると安心です。
釣り道具やエサの準備をしっかりと整えることで、神津島での釣りを快適に楽しむことができます。
神津島で狙う魚と仕掛けの工夫
季節ごとに狙う魚種
神津島では、多様な魚種が生息しており、釣り人にとっては魅力的なスポットです。中でもカンパチやシマアジといった大物を狙う釣りは特に人気があり、これらの魚を釣り上げるためには工夫を凝らした仕掛けやテクニックが必要です。さらに、グレやイサキなどもターゲットとして人気があり、エサや仕掛けを適切に選ぶことで釣果が上がります。季節ごとに狙う魚種が異なるため、時期に合わせた工夫も重要です。
カンパチやシマアジなどの大物を狙う場合、まず強度の高い仕掛けが求められます。カンパチは非常に力強く、ヒット後には激しい引きが楽しめる一方で、釣り糸を切られることも多い魚です。これに対応するためには、リーダーに太めのラインを使用し、耐久性を高めることが重要です。仕掛けとしては、大型のジグを使ったジギングが効果的です。重めのジグを海底まで沈めてからリズムよく巻き上げることで、カンパチの興味を引き出します。また、シマアジを狙う場合には、ウキ釣りが有効です。ウキの浮力を調整し、エサが自然に漂うように設定するとシマアジの食い付きが良くなります。シマアジは警戒心が強い魚のため、できるだけ細いラインを使い、エサの動きが不自然にならないように工夫することがポイントです。
グレやイサキを狙う際には、仕掛けとエサの選び方が釣果を左右します。グレは群れで行動することが多く、磯や堤防からの釣りに適しています。ウキ釣りやフカセ釣りが効果的で、フカセ釣りではコマセエサを撒きながら、エサをグレに近づける方法が使われます。コマセを撒くことで魚の活性が上がり、エサを食べやすくするための工夫ができます。イサキも同様にコマセを使ったフカセ釣りが適しており、特に夕方から夜にかけて活性が高くなるため、時間帯に応じた仕掛けの選定も大切です。
季節ごとの魚の動向を知ることも、釣りを成功させるためには重要な要素です。春から夏にかけては、カンパチやイサキが活発に動き始めます。この時期には海水温が上昇し、魚の活性が高まるため、ジギングやフカセ釣りで狙うのが効果的です。夏場にはシマアジが回遊し、特に朝夕の時間帯が狙い目です。秋になると、グレやメジナが活発に行動し始め、ウキ釣りやフカセ釣りが効果を発揮します。また、秋は魚が冬に備えてエサを求めるため、コマセの効果が高まり、釣果も期待できるでしょう。冬にはメバルやカサゴなどが活発になり、夜釣りで狙うのも楽しい釣り方です。
それぞれの魚に適した仕掛けやエサを選ぶことで、神津島での釣りをさらに充実させることができます。大物を狙う際にはしっかりとした準備を行い、グレやイサキを狙う際にはコマセやウキを使った工夫を加えることで、釣りの成果を上げることができます。また、季節ごとの特徴を理解し、それに合わせた釣り方を取り入れることで、自然の変化に応じた釣りが楽しめるでしょう。
まとめ
釣りの楽しみ方
神津島は、その豊かな海と自然環境により、初心者から上級者まで幅広い釣り人が楽しめる魅力的なスポットです。透明度の高い海にはさまざまな魚種が生息しており、釣りのスタイルや季節に応じて異なる魚が狙えます。
初心者にとっては、サビキ釣りや堤防での軽い釣りが適しており、アジやイサキなど手軽に楽しめる魚が多いです。一方で、上級者には磯や沖での釣りが人気です。特にカンパチやシマアジといった大物を狙う釣りでは、テクニックや仕掛けの工夫が求められ、釣り人の腕が試されます。こうした多彩な釣りの選択肢が神津島の魅力です。
また、神津島での釣りを一層楽しむためには、釣り人としての心得と自然への配慮も重要です。釣りは自然の中で楽しむ活動であり、地元の自然環境を尊重することが求められます。ゴミを持ち帰る、必要以上の魚を持ち帰らないなどの基本的なマナーを守ることが、釣り人としての責任です。特に神津島は、地元住民が自然を大切にし、観光客も自然保護に協力することが推奨されている場所です。釣り人が環境に優しい行動を心がけることで、島の美しい海を次の世代にも残していけるでしょう。
初心者であっても、地元のルールや自然環境を理解し、釣りを通じて学ぶことは多くあります。たとえば、釣りをする際の安全意識や、釣りの際に使用する仕掛けの選び方、釣果の管理などは、釣りを始める上での基本です。さらに、釣り場ごとに異なる環境に応じた道具の選定や、潮の流れに対する理解を深めることで、より釣りを楽しむことができます。釣り場では、地元の人々との交流も楽しみのひとつであり、地元の経験豊かな釣り人からアドバイスを受けることで、より釣りの奥深さを感じられるでしょう。
上級者にとっても、神津島での釣りは日常から離れて自然と向き合う特別な時間です。釣りのテクニックに加え、自然環境と調和しながら魚を釣ることは、ただの趣味以上の価値を持っています。大物を狙う際には、忍耐力や経験が必要であり、釣り場の環境を把握する力も試されます。神津島の豊かな海で釣りを行うことで、自身の技術向上に役立つと同時に、自然の偉大さや尊さを再確認することができます。
神津島での釣りは、釣果を得ることだけが目的ではなく、自然と一体になり、その恩恵を享受する時間です。初心者から上級者まで、それぞれのレベルに応じた楽しみ方を見つけ、自然環境への敬意を忘れないことで、より素晴らしい釣り体験が得られるでしょう。この島の海で過ごす時間が、釣り人にとって忘れられない体験となり、次の釣行の励みになることは間違いありません。