「神津島で楽しむ魚突きの魅力~初心者向けガイドと安全な楽しみ方~」
2024/10/24
目次
はじめに
魚突き(スピアフィッシング)とは?
神津島は、東京都心からアクセスしやすく、自然豊かな環境の中で魚突き(スピアフィッシング)を楽しめる貴重なスポットです。透明度の高い海と豊富な魚種が自慢のこの島は、初心者から経験者まで幅広い層に支持されています。魚突きは、銛(モリ)やスピアガンを使用して魚を狙い、海中での捕獲を楽しむスポーツです。日本では古くから行われている漁法の一つで、縄文時代から伝わる技術が現在も形を変えて続いています。特に神津島は、魚突き初心者にも適した場所が多く、誰もが安全に体験できるよう工夫されています。※素潜りで海に入り、道具を魚に突き刺して仕留める漁法です。
まず、魚突きを楽しむためには道具の選定が重要です。銛やスピアガン、ダイビング用の装備など、必要なアイテムを揃えた上で、正しい使い方を学ぶことが安全に繋がります。初めての方でも簡単に扱える道具もあり、神津島の海では、浅瀬でも多くの魚が見られるため、初級者でも突きやすい環境が整っています。また、突きの技術だけでなく、安全対策もしっかりと取ることが求められます。現地のルールや規制に従い、自然環境に配慮しながら楽しむことが大切です。
神津島での魚突きのもう一つの魅力は、豊かな魚種です。特に漁港近くや長浜のような人気エリアでは、さまざまな魚を狙うことができます。大物を突くことができれば、その達成感は格別です。しかし、突きにはリスクも伴うため、同行者やガイドと連携を取りながら、安全第一で行うことが求められます。また、神津島にはスピアフィッシングが禁止されているエリアもありますので、必ず事前に確認しておきましょう。
このように、神津島での魚突きは、豊かな自然と海の幸を楽しむ絶好の機会です。初心者でも安心して始められる環境が整っているので、ぜひその魅力を体感してみてください。
魚突きの魅力とは
古くから続くアクティビティ!!
魚突き(スピアフィッシング)は、自然と共に過ごしながら食材を調達できる、非常に魅力的なアクティビティです。古代から行われてきたこの漁法は、縄文時代にまで遡ると言われています。特に神津島は、魚突きにとって理想的な環境が整っている場所です。島を囲む海は驚くほど透明度が高く、浅瀬でも魚影が濃く見え、大物を狙うこともできるため、経験者だけでなく初心者にも人気のスポットとなっています。
魚突きは、釣りとは異なり、自ら水中に入り、狙いを定めて魚を捕獲するため、自然との一体感が強いのが特徴です。自然の動植物と直接向き合い、魚を獲るという体験は、現代の都市生活では味わえない貴重なものです。神津島では、特に大物との出会いが期待できる場所もいくつかあり、大物を突くことができたときの達成感は、魚突きならではのものです。
神津島での魚突きでは、モリやスピアガンといった専門的な道具を使います。(神津島では水中銃は使用不可!)初心者向けの簡単な装備もあり、少しの準備があれば誰でも気軽に始められる点も魅力です。ただし、神津島では、自然保護の観点から一部エリアで魚突きが禁止されていることがあります。そのため、ルールを遵守し、エリアごとの規制を事前に確認しておくことが大切です。また、魚突きは安全性が非常に重要です。同行者と一緒に行動することや、適切な装備の使用、事前に十分な知識を持つことで、安全に楽しむことが可能です。
このアクティビティは、単なるスポーツとしてだけでなく、食材を自ら手に入れるという実用的な側面も兼ね備えています。神津島の海で獲れる魚は、新鮮で質が高く、食材としても非常に価値があります。魚突きの楽しさは、単に魚を捕まえることだけではなく、その魚を料理して食べることで完結します。現地のグルメを楽しむことはもちろん、自分で捕った魚を味わうという体験は、さらなる満足感を与えてくれるでしょう。
神津島は、美しい自然と豊かな海の幸が揃っており、魚突きというアクティビティを通じて、それらを堪能することができます。
神津島の魚突きに関するルール
ルールを守って楽しもう!!
神津島は、初心者から上級者まで幅広い人々が楽しめる魚突き(スピアフィッシング)のスポットとして知られています。特に初めて魚突きを体験する方にとっても、神津島は理想的な環境を提供してくれます。長浜や前浜周辺の海水浴場は、透明度が非常に高く、浅瀬でも魚を見つけることができるため、初心者にも優しい場所です。このエリアでは、銛(モリ)を使った魚突きを楽しむことができ、初級者でも成功しやすい条件が揃っています。
魚突きを楽しむためには、まず現地のルールを把握することが重要です。神津島の一部エリアでは、環境保護や漁業権に配慮して魚突きが禁止されている場所もあります。そのため、事前に禁止区域を確認し、現地のルールを守ることが大切です。
※前浜、沢尻潜底離岸堤は禁漁区域、観音浦漁礁、アオリ漁礁付近では手銛を行わないでください。
また、魚突きは安全が最優先されるアクティビティですので、海の状況や天候を常に把握しておく必要があります。特に突きポイントは、潮の流れや海の透明度によって最適な場所が変わることが多いため、事前に天気予報や海のコンディションを確認することが推奨されます。
※赤色ラインは禁漁区域、混雑する海岸、漁業調整区域、頻繁に船舶の航行する区域のため禁止とし ています。
※黄色ラインについては十分注意し、入江、海岸沿いで行ってください。
※海岸線 30mから50 m沖合は船舶が多く航行します。(ルール遵守の条件付き区域となります。) その他※区域においても十分注意し船舶との接触等事故回避に努めてください。
『神津島手銛遊漁ルール5カ条』
1<漁船との接触防止>
◎神津島では漁業が盛んで、漁船が高速で航行する海域が多数あり、これらとの接触事故を防止 するため、神津島手銛ポイントマップにおいては、船主は充分に注意して航行しますが、手銛遊 漁者も十分に注意して遊泳し、沖合には絶対出ないようにしてください。
2<フロートの携帯>
◎手銛遊漁中であることが船舶から認識しやすいように、遊漁中には「黄色」または「オレンジ 色」等の海面でも目立つフロート(ボンデンやタンポ)を必ず携帯するようにしてください。 (可能であれば、タンポに旗を立ててください。)
3<漁業・ダイビング等とのトラブル防止>
◎手銛の使用が他人の危険または迷惑とならないよう、漁業・ダイビング・釣りなどが行われて いる海域では手銛遊漁を自粛してください。
4<資源保護区での手銛遊漁の自粛>
◎神津島では漁業資源保護を目的に禁漁区域が設定されておりますので、右側の「神津島手銛遊 漁ポイントマップ」に掲載されている禁漁区域での手銛遊漁はご遠慮ください。
5<密漁行為の禁止>
◎イセエビ・トコブシ・サザエ・天草・トサカノリなど漁業権魚種の採捕禁止
魚突きに適した道具の準備も忘れてはなりません。道具の選び方は、その人の経験や狙いたい魚の種類によって異なります。初心者の方は、軽量で扱いやすい銛を選ぶことで、初めての突きでもスムーズに楽しむことができます。魚突きは水中での活動となるため、安全対策としてダイビングスーツや浮力を調整するための器具も準備することが必要です。
さらに、現地での魚突き体験を充実させるためには、魚を突く際のテクニックやポイント選びに加え、現地の天候や海流の情報を活用することが効果的です。神津島は、温暖な気候と豊かな自然環境が整っているため、魚突きに適したシーズンも長く、比較的年中楽しむことができます。ただし、夏場や台風シーズンには波が高くなることがあるため、事前の情報収集が重要です。
神津島で魚突きを楽しむ際は、自然の美しさを楽しむだけでなく、適切な準備と安全対策を徹底し、ルールを守って行うことが大切です。初心者でも安心して楽しめるスポットが多く存在する神津島は、魚突きの経験がなくても挑戦しやすい場所と言えるでしょう。
魚突きのターゲットと海の幸の魅力
新鮮な食材を自力で手に入れよう!
神津島の豊かな海は、魚突きに最適な環境を提供しており、初心者から上級者まで多様な魚を狙うことができます。魚突きでは、自ら水中に入り、目の前に現れる魚を突くことで、新鮮な食材を手に入れるという魅力があります。神津島の海は透明度が高く、魚影も濃いため、どの季節でも様々な魚を狙うことが可能です。
『初心者』が狙いやすい魚として代表的なのがメジナやイシダイです。これらは比較的浅瀬に生息しており、移動が少ないため、初めての突きでも成功しやすい魚種です。特にメジナは、群れで行動することが多く、魚突きの経験が少ない方でも数匹を突くことが可能です。イシダイはやや警戒心が強いものの、根魚として海底に潜んでいることが多いため、海中をじっくり観察しながら突きやすいターゲットです。
『上級者向け』にはカンパチやブリといった大物が挙げられます。これらは比較的深い海域に生息しており、突くには技術と経験が求められます。大物の魚突きは、魚を目で追いながら、適切なタイミングで一気に突くスリルがあり、成功したときの達成感は格別です。特に神津島では、秋から冬にかけて水温が低下する時期に大物が現れやすく、この時期に挑戦する魚突きファンが多いです。
🐡神津島で狙える魚🐡
アオヤガラ・アカハタ・イサキ・イシガキダイ・イシダイ・カワハギ・カンパチ・コロダイ
シイラ・タカノハダイ・タカベ・ダツ・ツムブリ・ナンヨウカイワリ・ヒラスズキ・ヒラメ
フエダイ・ブダイ・ホウライヒメジ・ムロアジ・メイチダイ・メジナ
(引用元URL:https://kozuspearfishing.wordpress.com/)
神津島の魅力は、突いた魚をそのまま料理に活かして楽しめるところにもあります。地元の新鮮な食材とともに、自分で獲った魚を組み合わせた食事は、格別の体験です。特に魚突きで手に入れたメジナやイシダイは、刺身や焼き魚として楽しむのが一般的です。カンパチやブリのような大物は、脂がのった身が特徴で、刺身や寿司、または煮付けにしても美味しくいただけます。
さらに、神津島は海の幸だけでなく、山の幸も豊富です。例えば、地元で採れる野菜や山菜と、突いた魚を合わせた料理は、神津島ならではの贅沢な食事を楽しむことができます。島全体が自然豊かな環境に囲まれているため、魚突きで手に入れた新鮮な魚と、現地で採れた山の幸を組み合わせた食事は、訪れる人々にとって特別な体験となります。
魚突きは、単なるスポーツとしてだけでなく、食材を自ら手に入れる実用的な側面も持ち合わせており、突いた魚を現地で味わうことができるのは、神津島ならではの醍醐味です。このアクティビティを通じて、神津島の自然の恵みを存分に味わい、山の幸と海の幸を組み合わせた豊かな食文化を楽しむことができます。
※海にとってはいけない生き物がいます※
海に潜り、アワビ、ウニ、サザエなどとって「美味しい」と言いながら食べている映像をテレビ番組などで見かけますが、神津島で同じことをすると密漁になります。神津島だけでなくほぼ日本全国で禁止されている行為です。近年は悪質な密漁が増えていますが、密漁になることを知らずにとってしまった人もいます。
神津島でとってはいけない生き物を紹介しますので、海に入る前に必ず確認するようにしてください。
漁業権の対象となる生き物は漁師以外の人がとると密漁になり、百万円以下の罰金という厳しい罰則があります。(漁業法第195条)
🐡漁業権の対象となる生き物🐡
イセエビ・トコブシ・テングサ・サザエ・イワノリ・アワビ・ハバノリ・クボガイ・トサカノリ・
バテイラ・ヒロセガイ・ヒロメ・ナマコ
(引用元URL:https://kozuspearfishing.wordpress.com/2021/01/22)
必要な道具と準備
必要な道具をそろえて、海の幸を捕えよう!!
魚突きを始める際には、初心者でも楽しむことができるように、最低限の道具と準備が必要です。道具の選定や準備は、魚突きの成功に大きく影響しますので、しっかりと準備を整えましょう。魚突きの際には、道具だけでなく、ナビゲーション機器や天候の確認も重要です。海のコンディションは日々変わるため、天候や海流、潮の満ち引きを確認することが安全に楽しむための一つのポイントです。
神津島での魚突きを最大限に楽しむためには、事前にしっかりと準備を行い、必要な装備を整えることが大切です。特に初心者の方は、現地の情報を活用し、ガイドやショップのスタッフからアドバイスを受けながら道具を選ぶと、安全で楽しい魚突きの体験ができるでしょう。
↓↓↓ 道具一覧はこちら ↓↓↓
(引用元:https://www.jomak.work/entry/2020/03/03/174321)
①マスク
これがないと海の中が見えないため、魚突きができません!魚の動きを捉えやすくし、突きやすくするためには、視界をクリアに保つことが重要です。初心者の方は顔にフィットするかどうか試着し、視界の広いマスクを選びましょう。
②スノーケル
水中を観察しながら息ができる貴重な道具になります。命に関わるものなので、いいものを買いましょう
③フィン(足ひれ)
水中での移動をスムーズにし、魚を追いかける際に役立ちます。これらの装備は初心者でも簡単に扱うことができるため、事前に使い方を確認しておくと良いでしょう。
④ウェットスーツ
ウエットスーツの役割は、防寒と怪我防止です。神津島のような透明度の高い海では、日差しが強い日でも水温が低くなることがあり、ウエットスーツが体温を保つ助けとなります。また、クラゲ、毒魚、サンゴ、岩、魚のひれなどから身を守るためウエットスーツを着用します。
⑤銛(モリ)
銛は魚を突くためのメインツールであり、初心者は扱いやすく軽量なものを選ぶことがポイントです。銛には長さや重さにさまざまな種類があるため、自分の体力や技術に合ったものを選ぶことが大切です。
⑥ウェイトベルト&ウェイト
ウエットスーツには浮力があり、ウェイトがないと潜れません。初心者にとって重要な安全のための装備が、浮力を補助するためのウェイトやベルトです。これらは万が一の事態に備えるための装備であり、長時間水中で活動しても体力を保つことができます。
⑦ナイフ
海の中では何が漂流してるかわかりません。岩と岩の間に釣り糸が張ってるのに気づかずに絡まるなどのトラブルがおこった際、ナイフが命を守る大事な道具になります。ちなみにモリで魚を刺して一発で殺すことはかなりまれですので、獲った魚はナイフで締めましょう。装着場所は足か腕につける人が多いです。
⑧グローブ
魚突きでは、岩をつかむ、魚をつかむことが頻繁に起きます。海でふやけた手は、これくらいでも容易に切れてしまいますので、グローブは、必ずつけましょう。
神津島周辺の観光とグルメ
食事でも楽しみが広がる「魚突き」
神津島は、魚突きだけでなく、豊かな自然や観光スポット、地元のグルメも楽しめる魅力的な場所です。島全体が自然に包まれており、訪れる人々にリラックスした時間を提供してくれます。魚突きの後には、神津島ならではの観光やグルメを楽しむことで、さらに充実した滞在となるでしょう。
まず、神津島の代表的な自然観光スポットとして、『天上山ハイキング』が挙げられます。天上山は標高572メートルの山で、登山道からは神津島全体の美しい景色を楽しむことができます。山頂からは、晴れた日には伊豆諸島や富士山を望むこともでき、その絶景が多くの登山者を魅了しています。ハイキングコースは整備されており、初心者でも無理なく登ることができるため、魚突きで体力を使った後でも気軽に挑戦できるコースです。天上山の周辺には珍しい植物や動物も生息しており、自然と触れ合いながら、心地よい時間を過ごせます。
↓↓↓ ~天上山から眺める水平線~ ↓↓↓
魚突きは、収穫した魚を味わう楽しみもあります。神津島で突いた魚をその場で調理し、地元の食材と合わせて楽しむのも、魚突きの醍醐味の一つです。新鮮な魚を刺身や焼き魚にして味わうことで、海の恵みをダイレクトに感じることができる特別な時間を過ごせます。魚突きを体験した後は、地元の宿泊施設や食事処で、神津島ならではの海の幸と山の幸を堪能することもおすすめです。
神津島での魚突きは、美しい自然に囲まれながら、自分自身と向き合い、自然の恵みを味わうことができる特別なアクティビティです。安全対策とルールを守りながら、初心者でも楽しめるこの体験を通じて、神津島の豊かな自然を存分に満喫してください。
まとめ
充実したアクティビティ体験を!!
神津島での魚突きは、自然との一体感を楽しみながら、食材を自らの手で調達するという特別な体験です。初心者からベテランまで、透明度の高い海でさまざまな魚種を狙うことができ、魚突きの魅力を存分に感じることができます。魚突きは技術だけでなく、自然の変化に敏感に対応する能力も求められるアクティビティです。天候や海のコンディションを確認しながら、安全に楽しむための準備を整えることが大切です。
また、神津島で魚突きを行う際には、現地のルールとマナーを守ることが重要です。魚突きが禁止されている区域や自然保護に関するガイドラインに従うことで、島の美しい環境を保つことができます。漁業権が保護されている地域では、違反行為により罰則が科されることもありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。また、魚突きはチームで行うことが一般的であり、同行者と協力しながら楽しむことで、安全性がさらに高まります。
神津島での魚突き体験は、ただ魚を捕まえるだけでなく、その後に続くグルメも大きな魅力の一つです。自ら突いた魚を新鮮なまま調理して味わう体験は格別です。神津島の豊かな海の幸を活かした料理は、自然の恵みを存分に感じることができるため、訪れた人々にとって特別な思い出となるでしょう。地元で採れた山の幸と組み合わせた料理も堪能することで、神津島の自然全体を味わうことができます。
このように、神津島での魚突きは、初心者でも楽しめる充実したアクティビティです。自然の中で安全に楽しむための準備を怠らず、魚突きの魅力を存分に体験してください。